きささぎ

お寺の駐車場に植えている、三代目の『きささぎ』の木に実が出来ました。（本来は１０月頃の収穫）この『きささぎ』は、漢方薬の一種で特に「腎臓病」に良く、体のむくみを取り「利尿作用」に優れています。私が、小学校３年の時『急性腎臓炎』になり、一晩で顔が倍位にむくみ即入院治療となりました。この時、父があちらこちらを走り回り、この『きささぎ』を探してくれ、毎日飲ませてくれました。そのお蔭で病気をこじらせずに、他の方に比べ入院期間が半分以下で完治しました。この時に手に入れた『きささぎ』の種を植えて「初代の木」が育ちました。子供の頃は、この初代のきささぎを季節の変わりめに良く飲まされました。（元気な方も四季の土用に一週間ほど毎日飲むと体にとても良いです）きささぎの木は虫がつき易く、木の芯から枯らしてしまいます。二代目の木は私が高校を卒業し、故郷を離れている時に父が育てました。６年前、お寺の新築移転に合わせて、どうしても二代目の木を移植できず、その種で三代目の木を育てました。その木に昨年はほんの少し実がなり、今年もまた少し出来ました。来年は、今年以上に出来ることを楽しみにしています。