2009年 11月 25日 (水)
恵法類会(えぼうるいかい)
親類、親族と云う言葉があります。お坊さん仲間にもこれと似たような表現をすることがあります。それが「法類会(ほうるいかい)」で、血縁関係はほとんどありません。お坊さんには、師弟関係が有り、その集まりのことで、初代に当たる師匠とその弟子、その又弟子とつながっていきます。私もその中の一人です。世襲制ではありませんが、ほとんどのお上人(お坊さん)が、お父様を師匠とされている方が多いのです。私の場合、父を師匠とせず、別のお上人を師匠とし9年余り修行をいたしました。その師匠の名前(僧名)の一字をいただき『恵光』と名のっています。この『恵』の一字をいただく法華宗のお上人の多くが私の「法類」にあたり(恵のつかない方もおられます)この一字を頭にして、『恵法類(えぼうるい)会』と言います。昨日この『恵法類会』の会合が私のお寺で開催され、各地から13名のお上人がご来寺、本堂でご法味(お経を上げる)をささげました。なかなか、地方の小さなお寺に特別な法要以外に、多くのお寺さんがおいでいただくことはありません。本当にありがたく感激いたしました。その後、別府のホテルでの親睦会で賑やかな時間を過しました。
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