2009年 10月 7日 (水)
念珠修理
私の持っている念珠は感応祈祷念珠といいまして、普通の念珠よりもかなり大きく、親玉は、直径4センチ位あるものです。感応祈祷(因縁ほどき、浄化・除霊等・・・)また祈願・祈念などで九字を切るために使用します。(もちろん普段の読経、供養にも使用します。常に念珠にお経を入れることが大切です)親玉と親玉をぶつっけあう為、次第に親玉が磨り減り小さくなります。年に一度は、親玉と割れた小玉の交換、紐の取替えの為に修理をしなければ成りません。修理の仕方は、先代超光上人より、見よう見真似で覚えました。今では、檀信徒の皆さんの念珠の簡単な修理は出来ます。(難しい修理は本業の数珠屋さんにお願いいたします)
念珠は、数珠とも言います。正式な念珠は、百八念珠といいまして、数珠玉が、108個あるのが正しい物です。宗派に関係なく、お寺さんの正装の時には、この念珠を持ちます。輪念珠はあくまでも略式の念珠です。(現在では一般的にに使われていますのであまり気にしなくてもいいと思います、正し、当宗では正式な百八念珠を使用します)百八とは、大晦日につく除夜の鐘の108です。人間の煩悩の数と言われています。
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