2009年 7月 24日 (金)
機嫌(きげん)
機嫌は『譏嫌』と書き、譏は「そしる」嫌は「きらう」の意味で、仏教の戒律の中に、譏嫌戒という戒(いまし)めがあり「酒を飲まない」「五辛を食べない(辛味や臭気に強い野菜、にんにく、にら、ねぎなど)」修行中の僧侶が、守らなければならない規則でした。(現在では、全くと言っていいぐらい、意味をなさないようです。私もお酒や、餃子など大好きです。ただし場所や状況は十分心得ています。)僧侶として人にそしられたり、嫌われたりしない、不快感を与えないなどの戒律・規則、また、人をそしり嫌うことをしない、そこから転じて気分とか心持の意味に変化して「機嫌をとる」「機嫌をなおす」「ご機嫌ななめ」など気分の良し悪しをいう言葉になったようです。
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