2009年 7月 18日 (土)
第11回茶話会
おかげさまで、昨年7月にはじめた茶話会が一年を迎えました。まだまだ十分な内容ではありませんが、これからも頑張って続けて行きたいと思っています。今日の法話は、徳川家康の話で、家臣達に「この世で一番美味しい物は何か」と尋ねると、皆、それぞれに思い思いの返事をしました。家康は寵愛の『お梶の局』に問うと、彼女は「一番美味しい物は塩です」と答えた。家康が更に「一番まずいものは何か」と尋ねると、「それも塩です」と答えたそうです。塩は、さじ加減一つで食べ物の美味しい、まずいを決める大切なものです。『いい塩梅(あんばい)』という言葉がありますが、これは、塩加減が非常に上手くいって、美味しくできた状態をあらわす言葉で、これが転じて、物事が上手くいった時などにも使われます。人と人との付き合いに於いても、出すぎると嫌がられ、言葉が足らないと、不快感を与えてしまう事になります。常に「いい塩梅」になるように努力したいものです、とお話をいたしました。その後、座談会に入りました。
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