住職のブログ

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2009年 5月 23日 (土)

六親眷属


私達は必ず両親の元に生まれます。長男、次男、長女、次女に関係無く皆同じです。しかし、他界した両親を供養するのは長男、又は、家の跡取りの方と、日本の長い習慣で決まっているようですが、本来は兄弟姉妹それぞれが主となって、我が親の供養をすることが本当だと思います。よく『私の家では、まだ仏さんが無いので先祖祭りをしていません。』と、言われる方が居られますが、ただそのお宅から、お葬儀を出していないだけのことで、この世に自分が生きているということは、親がいて、またその親がて・・・。先祖代々が居られるからこそなのです。御本尊の元で、そのご先祖に手を合わせ、そして今、生きていることを感謝することが一番大切なことです。その姿、それが幸せにつながります。私達には父母がいます。その父母それぞれにまた父母がいます。自分自身から見ると6人の親がいるのです。夫婦であれば、妻にも6人の親がいるのです。妻がいての自分、自分がいての妻なのです。そして、その親たちに連なる親族もいるのです。これを「六親眷属」というのです。当寺では「一家一門六親眷属の諸精霊」と供養をしています。ご先祖に感謝と供養を忘れないように。


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