住職のブログ

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2010年 7月 29日 (木)

ののさま


先日、テレビで『はじめてのおつかい』と云う番組を見ていました。確か、善光寺近くの仏具店へのお使いで5歳ぐらいの姉妹が、仏壇の前で『のの様・・・』という言葉を出して手を合わせていました。私は、最初何の事か分からなかったのですが、どうも佛さまの事を云っているようです。『くらしの仏教語豆辞典』には、この事が「幼児語で、仏、神、日、月のように尊ぶべきもの」、日本国語大辞典には、「のの」の語源を鳴神の音をいうノノメクから出た言葉。如来の意の如如の転。ノム(祈)の転。南無阿彌陀佛の南々の転。の4説があるそうです。長年保育に尽くされた 大関尚之(おおぜきしょうし)氏によれば、本来「如来さま」でそれが「にょおさま」さらに「にょにょさま」「ののさま」になったと述べておられます。(全文 くらしの仏教ご豆辞典より)
私のお寺では「ののさま」とは云わず、『まんまいさん』と云っています。宗旨・宗派によって呼び方が違いますが、仏さまに、子供達が素直に手を合わせる事はうれしいことです。


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