砂浜

先日、家内と２人、潮の香りと綺麗な海に引かれて砂浜を散歩しました。私自身、潮の引いた遠浅の海岸を歩いたのは、何十年ぶりのことでしょう。最近は海岸線の埋め立てで海岸を見ることや砂浜さえ見ることができなくなってきています。そんな中で目の前一面に広がった砂浜になんともいえない感動と懐かしさを覚えました。靴が砂の中に埋まらないかと一歩づつ踏み出し、そのたび、足元から「キュッ・キュッ」と、とても快い音が聞こえてきました。足元にある貝殻を拾いながら、子供達が喜びそうな美しい貝殻や、大きな貝殻がないかと探し、ついついかなり沖の方まで歩いて行きました。家内は足の具合を心配してか岸に近い所で同じように貝殻を探しながら歩いていました。砂浜の表面には、潮の引く時にできたのでしょうか？綺麗な縞模様が規則正しく並んでいました。２０代に行った、鳥取砂丘の風紋とそっくりに見えました。正に風紋ならぬ潮紋でしょうか？。人間の手ではできない、大自然の芸術を見たようです。ほんの１時間余りでしたが、二人で歩きながら、大自然の「気（海の気）」を満喫してとてもすがすがしい心地よい一時を楽しみました。