2009年 11月 9日 (月)
三種の供養
供養とは仏様に対して感謝の心持を表す事を言います、これに三種あり『利(り)供養・敬(けい)供養・行(ぎょう)供養』の三つがあります。
「利供養」とは物を持って供養することで、お供え物などの供物(品物)を供え仏事を営む事。
「敬供養」とは、感謝の念、気持ちを言葉や行為に現す事で、故人の徳を偲び讃え供養する事、また、菩提寺の法要に出向きご本尊に手を合わせお経を唱える。
「行供養」とは、身を以って供養する事で仏法の教えを理解し、仏道を深め、先祖を敬い、親孝行(世の中の為になる行いをする)をし、毎日の生活の中にその教えを実行して行く事。
真の供養は、この三つを相伴うものですが、行供養が最も大切と言われます。私はよく、「お坊さんがお経を上げて供養するだけではいけない、故人を偲び、感謝し、ともにお経をあげ供養し、先祖を敬って下さい。」といいます。それは自分自身の幸せ、周りの幸せにつながっていくものだと思います。
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