2009年 9月 18日 (金)
枕経
今日、お葬式を勤めました。以前に少し縁があり、その縁によって今日のお葬儀をすることになりました。私のお寺は、檀家さん以外でもお葬儀をお勤めさせていただいております。事あるごとに、檀家さんをはじめ、お話しする(法事などで)機会があれば、「家族や縁ある方がもしもの時には、たとえ真夜中であっても電話を下さい。」と、お話しています。本来、人が亡くなるとき、その枕元でお経をあげながら臨終を迎えることが理想ですが、現代社会に於いては、それはなかなか望むことが出来ません。私も今までそれを勤めたことは二度ほどです。臨終正念枕経は、とても大切なことです。世間で言うところの末期の水にあたるお経で、死での旅への第一歩を踏み出す、大切なお経に当たり、また、今日まで生きてきたことによる、色々な罪を清浄にしていただくことや、病で痛み苦しんだ方のその痛みや苦しみを浄化して、清浄な姿に導いていただくお経でもあります。
|