茶話会　企業偏

今日、毎月の茶話会とは別に、Ｔ社の職員向けの茶話会をいたしました。Ｔ社は、介護関係の仕事に携わっており、特に高齢者の方々のお世話をしている関係上『生と死』に関してのお話が聞きたいということで、私なりに自分の体験談や、仏教の説話を使ってお話をいたしました。人の死というものは、言葉に表わすことが難しいものです。近年は自宅で臨終を迎えることが少なくなり、ほとんどが、病院で最期を迎える事が多いようです。そして家族で『看取る』事が大変難しい時代になっています。そんな中で介護施設で働かれる皆様は、その家族に代わっていろいろなお世話をされ、時には最後のお別れをすることもあります。自分自身が携わった方の最期に関わることの辛さもあると思いますが、その方を送ってさし上げる場面に立ち会えることは、ありがたいことだと思います。人の死に直面することで新しい一歩を踏み出す力に変えていければ、とてもすばらしい事ですね。