2009年 8月 7日 (金)
盆提灯
お盆に欠かせない物の一つに、提灯があります。今の提灯の灯りは、ほとんどが電球(豆電球)です。私が小さい時は、まだ電球よりもローソクが主でした。お盆の時期になると、必ず盆提灯に明かりを灯す手伝いをしたものです。母にナスを輪切りにしてもらい、ローソクを立てる釘の部分にナスをさして、その上に短めのローソクを立てて灯りを灯します。2〜3時間経つと、ナスのところで自然に灯りが消えます。(誰が考えたのか判りません)ナスが無く、そのままローソクを点けたままで消し忘れると提灯の底を焦がすか焼いてしまいます。いま思うと懐かしい夏(お盆)の思い出です。今日そのお盆提灯を本堂に飾りました。昔に比べると楽になりましたが、それでも天井にぶら下げるのは大変です。いよいよ、私は明日からお盆回りです。お寺ではお盆中各家でお祀りしていただく塔婆を取りに来て頂く迎え盆です。暑い最中ですが、気を引き締めてまいります。
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