2009年 6月 28日 (日)
阿吽(あうん)
相撲の仕切りで、両力士の立会いでの呼吸が合い、相撲をとることを『阿吽の呼吸が合う』といいます。この 阿吽とは、息の出入りのことで、(あ)とは、声を出すことで、ものの最初を示し、〈うん)とは、究極を表し、この両方ですべてのものの完結を表したものと云われています。
寺院の山門に祀られ寺院守護している仁王像や神社の入り口にあるこま犬がこれを表しています。残念ながら当寺には仁王像はありませんが、『阿吽を表した獅子』があります。これは、平成10年妙法寺創立50周年にあたり、新調しました『三宝尊』の台座(仏様が座るところ獅子座)で二頭の獅子が三宝尊を支えております。
参考文献として 大久保慈泉著『仏教いわく因縁故事来歴辞典』・辻本敬順著『くらしの仏教語豆辞典』をカテゴリー仏教用語に引用させて頂いていただきます。
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