2009年 6月 6日 (土)
座右の銘
誰でも、人生の中で人には言えない色々な試練や苦労など、大なり小なり持っていると思います。その時に支えてくれた言葉、詩、歌、音楽などなど色々なものがあると思います。それを自分の支えにして、今日の自分があるという人も多いのではないでしょうか。言葉や詩などは、座右の銘として、歌や音楽などは、自分の人生を変えた、力づけたものとして一生忘れない事と思います。わたしも修行時代に色々と辛いことが沢山あり、白を白と言えず白を黒と言ったこともあります。「なんでこんなことを言われなければいけないのか。」と思ったこともありました。学林〈がくりん〉時代(僧侶になる為の宗門の学校)の先輩の姿に感動し自分の姿や行動を改めたこともあります。そのときに自分の心に刻んだ言葉が、『 我れ以外 皆 我が師なり』です。これは吉川栄治さんの著『宮本武蔵』のなかに書かれています。自分の回りにいる人は、全て自分にとって良き師匠で、その人の言葉や行動は、良きに付け悪しき付け、全てが自分の為の教えであり導きなのです。感謝して受け止めましょう。
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