住職のブログ

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2012年 10月 11日 (木)

おおげさ


あいつはいつも「おおげさ」だ!とか、あの人のいう事はいつも「おおげさ」だとよく耳にいたします。
「おおげさ」を漢字で書くと『大袈裟』と書きます。
この「おおげさ」の意味は「実際よりも物事を大きく云う」「物事を誇張して云う」「実際よりもたいへんなことに云う」と云う意味です。
『袈裟』とは、お坊さんが衣の上に身に着けている法衣の事をいい、本来は道端に落ちていた布切れを拾い、それを縫い合わせてできた大きな布で『糞掃衣(ふんぞうえ)』とも云われ、とても粗末な着物でした。
仏教がインドから中国・日本と伝えられてきて、これに合わせて『袈裟』がだんだん華美で艶やかになり、それを儀式で着るようになりました。お坊さんのそれを着たその姿、大きな袈裟をぎょうぎょうしくかけているところから『大袈裟』と云われるようになったそうです。


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