住職のブログ

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2012年 9月 19日 (水)

えたいのしれぬ


『えたいのしれぬ』と云う言葉があります。
漢字で書くと『得体のしれぬ』と書くのが一般的ですが、実は『衣体のしれぬ』とも書くそうです。
言葉の意味は「正体が分からない」「素性が分からない」「何を考えているか分からない」などなど理解しがたい、不気味な存在を表わしているようです。
これとは別に『衣体のしれぬ』と書くのは、これは「僧侶」の着ている衣の事で、『法衣(ほうえ)の材体』がなに(材質)でできているか分からないと云うところから転じて『衣体のしれぬ』と云う説になったそうです。
法衣は、宗派や位などによっても違いますし、綿から始まり化繊や正絹・麻・等々色々あります。一般の人はなかなか区別ができないようです。


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