住職のブログ

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2012年 3月 19日 (月)

如是我聞


お釈迦様がご説法をされた当時は、言葉を文字に表すことがまだ充分ではない時代でした。
お釈迦様がご入滅(亡くなられた)後、お釈迦様の大切な説法(教え)を後世に残さなければと、お釈迦様のお供をしたお弟子達やお話し教えを聞いたお弟子達が何回も集まり、その教えを持ち寄り確かめ合い整理されました。これを『結集』と云い、経典として整理・編集され今日の私達が読んでいる多くの経典となりました。
この時に、お弟子の方々が「かくの如く我聞きたもう」と語り始めたそうです。その為、多くの経典の始めに『如是我聞(にょ ぜ が もん)』とあり、法華経の最初『妙法連華経序品第一』にも『如是我聞 一時 佛住王舎城・・・』とあります。
お釈迦様の教えは、その後、インドから中国・日本へと伝わり歴史上の多くの高僧先師の方々の手によって検討修正等がなされ、今日の一切経として成立されたようです。その数(分類の仕方で数が変わります)3053部11970巻余(大正新修大蔵経)もあると云われています。
お釈迦様の教えの偉大さ、そして現代にその教えが正に生きている、その素晴らしさに今更ながら感動します。


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