住職のブログ

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2011年 9月 12日 (月)

動物園の動物は幸せか・・・


動物園の動物は幸せか?。幸せでないか?。 実は、これは先日あった長男の小学校の授業参観の授業での討論会の時の課題で、A班とB班に別れ、A班は、何時でも食べ物がもらえて餌を探す心配がなく他の動物などの襲われることも無いので「幸せ」。B班は、ある日突然捕まえられ、狭い檻の中に閉じ込められ自由も無く可哀そうだから「幸せでない」などと、それぞれの主張を、そして、それぞれに質問や反対意見などを述べあい、なかなか面白い内容でした。
その中で「幸せでない」と云う意見の内で、なるほどと考えさせられた意見がありました。それは「もし、私たちが遊びに行っている時に突然誰かに連れて行かれ、誰一人知らない人のいる檻の中に閉じ込められたらどうですか?親や家族と離れ離れにされたらどうですか?」と動物を人間に例えた、なかなか鋭いそして相手に「うん〜!」と云わせる(考えさせる)理由を云っていました。授業参観の皆さんも感心していたようです。
本来の動物園の動物は、それなりの意味(理由)があって飼われている訳ですが、子供たちの子どもならではの素晴らしいものの考え方・ものの見方・目線を改めて感じました。
私は、我が子に「自分がされて嫌なことは人にするな。嫌なことを見たら同じことをするな。困っているようだと手を出して助けてあげなさい。」と常日頃云っています。常に人の身になって考えることがとても大切なことと思います。自己中心主義が多い今こそ、相手の身になって物事を考えてみたいものです。


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