人形供養

この時期に毎年開催しています『人形供養』を昨日いたしました。
朝から多くの方が、節句人形をはじめ色々な品物（思い出深く捨てられない品など）持参され、御宝前の前にはそれらの品物で一杯になりました。
例年、持参された品物の中には、ほこりをかぶったままだったり、汚れたままの人形（古くなって傷んだ人形などは別です）などがいくつか見られるのですが、今年はそのようなものも全くなく綺麗にされていました。たぶん、皆さんが人形にお礼云って「お寺でお供養していただきます。」と声をかけて持ってこられたのだと思います。
人形は、特に節句人形は子供の厄をよけたり、災いの身代わりになることもあります。新築祝いでいただいた人形などもその家・家族の災い除けになっていることもあります。
また、大人から見ると、子供が人形やぬいぐるみなどで遊んで、話をしている姿に「なんで！・・・。」と思いますが、実際それらと話をしていると思います。それが人形などに「思いや念」が入るという事のひとつでもあります。
「ひとのかたち」と書き「人形」と読みます。身代わり的なものには間違いないと思います。そのような人形などで、ゴミ捨て的感覚で持ってこられた人形などは、場合によってはお持ち帰えり頂きます。あくまでも人形供養の場所、人形に感謝しお礼を述べて頂く法要・供養です。