住職のブログ

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2011年 1月 24日 (月)

三日坊主


よく聞く言葉ですが、意味は(一般的)何をしても三日と持たない、続かない、何ともダメな人間の代名詞みたいな言葉です。
私も、本来の意味は知りません。以前聞いた話ですが、世の中の生活や汚さに嫌気がさし、清い仏の世界に入ればこのようなことも無いと思い仏門に入る、いざ外から見ると中では大違い、朝から夜遅くまで厳しいしきたり・規則・作法等の修行を経験し、その辛さに三日と持たずにお寺の門を出ていくと云うところからこの「三日坊主」と云う言葉が出てきたと聞いたことがあります。(ホントかウソか分かりませんが?)
湖に浮かんでとても綺麗で優雅な白鳥や水鳥たちも、水面下では常に休みなく足を動かしている。その努力があるから人の目にはとてもきれいに映ると聞いたことがあります。何事も「志」をしっかり持って臨まなければ、成就・成功することはできません。
私の小僧時代、朝は5時ごろから遅い時は夜中2〜3時頃までお寺の仕事をした時もあります。当寺の坊主仲間からは、あのタイヘン寺でよくやっているな(修行しているな!)と云われたものでした。あの頃、とても辛く何度も家に帰ろうと思ったこともありました。父に相談したら「今しばらく辛抱我慢しなさい、必ずお前の為になるから」と云われたものでした。今考えると、あの小僧時代があればこその今の自分、何とか人様の前でお坊さんとして衣を着てお話しできる事に感謝しています。ホント!「三日坊主」にならなくて良かったとつくづく思います。


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