住職のブログ

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2009年 11月 2日 (月)

ホトトギス


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お寺の前庭に、2年前に檀家さんより株分けしていただいた、ホトトギスの花が満開になっています。花の斑点が鳥のホトトギスに似ているところからこの名前が付けられたそうです。以前にホトトギスの花のいわれを聞いた(本で読んだのか?)事があります。
「昔、兄思いの弟がいました。兄は体が悪く、弟は、良いものは兄に食べさせ、残り物や栄養にならないようなところを隠れて食べていたそうです。それをふしんに思い、自分よりも良いものを食べていると弟を疑い、最後には弟を殺してしまったそうです。後にその事実を知り、弟を殺したことを悔やみ、泣き、胸を引き裂き、悲しみのあまり兄はホトトギスになり、鳴くたびにその胸を引き裂き、血にまみれた胸の毛が落ちてそれがホトトギスの花となったのだ。」と・・・。
本当の話かどうかは、はっきりしませんが、日本古来の言い伝え、人の心の大切さを説いているには間違いないと思います。せちがらい世の中だからこそ、人を思いやり大切に思うことが必要なのではないでしょうか。


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