住職のブログ

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2016年 8月 24日 (水)

さらしみつまた


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先日、私用で出先のロビーに花壺にアレンジされた珍しい花を目にしました。
正月によく目にする、金色・銀色・白色に塗られた、竹や柳の枝のような飾り花のように見えたのですが、少し違うようで、よく見ているところに花屋さんがこられ、これ幸いと聞いたところ、どれも四国より取り寄せた品だそうで、白い枝(花)は途中から三つに枝分かれしていて、名前は『晒し三つまた(三椏)』と言い、濃い緑色で杉の新芽が30〜50センチぐらい長く伸びた花は『えんこうスギ(猿喉杉)』と言い、明るい黄緑色のヒノキの新芽のような感じの花は『くじゃくヒバ』と言うそうです。
私は、三種とも初めて目にしたものですが、とても綺麗で、本堂(ご宝前)に飾ったらとても映えるのではないかと思いました。
「晒しみつまた」は、皆さん別の形で耳か目にしたことがあると思います。これは、木の皮を剥ぎ取ったその後の枝で、白く、まるで白いペンキを塗ったのか、晒しを巻いたようにしか見えません。そこから「さらしみつまた」と云われると想像します?この「みつまた」は、皆さん、小学校か中学の社会で必ず習ったと思います。四国の特産品の一つで、和紙があります。その原材料になる『こうぞ・みつまた』です。みつまたの樹皮がはがされた副産物がこの『さらしみつまた』だそうです、なかなかいい品物です。機会があれば求めたいと思っています。


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