住職のブログ

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2016年 7月 7日 (木)

葬儀その3


湯灌・納棺については、2011・9・2 No.658のブログで書いていますのでそちらを参考にしてください。
私は、出来るだけその場に立ち会い、(できない時もありますがその時はおゆるしいただきます)法味を(お経を)上げながら遺族の方々と共にお別れの一時を過ごさせていただいてます。
お通夜は、親族はもちろん、隣近所の方々や、仕事関係の方々がお焼香においでになりますが、近年、お通夜をされない方もおられ、お悔やみに行くにいけないと悔やまれる方もおられると聞いたことがあります。その反対に、お葬儀をされず、お通夜が告別式を兼ねていると云う場合もあるそうですが、私には理解ができないところです。
私は、お通夜の席でのお話で、ほとけさん(故人)は今この場においでの皆様一人一人が、どこのだれか、自分の家族とどのような関係の人か、どのような思いで今ここにおいでになっておられるのか、そのすべてがわかるのですと、そしてこれだけ多くの方から、このように多くの思いを、お心を戴いて今人間界での修行を終えて仏の世界に帰ってきましたと報告するのです。その代表に当たるのが昔から言われる閻魔大王様でもあり五道の冥官冥衆(故人を成仏に導く方々)です。そして、故人が生きていた時に作った罪障因縁消滅を願いお経を唱え、成仏を願いお導きいただく橋渡しが私たち僧侶の勤めだと自負しております。


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