住職のブログ

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2016年 7月 5日 (火)

葬儀


最近、お葬儀について、色々な本が出版されていて迷うことが多々あります。これらは、どちらかと言うと参考程度にされる方がいいと思います。
都会か、地方かによってもかなり違います。私のところは、昔から火葬を済ませてからお葬儀をする風習のところで、関西や関東など都会に出ている親族の方には、その旨を必ず先に伝えて下さい、と私は施主の家族の方に念を押しています。(悲しみの最中にトラブルが起きる事が稀にあるので)大切な方とのお別れ、恩を受けた方へのお礼の言葉を顔を見て直接伝えたいと言う思いを大切にして頂きたいと思うからです。
近年、家族葬とか、直葬とか言われ、ごく身近な家族のみで葬儀をされ、一般会葬者の出席をお断りされる形をとられる方が増えていますが、考えさせられるところが大いにあります。
葬儀は、いのちを慈(いつく)しむ、いのちに感謝する、今ある自分自身に感謝し、縁を結んだそのひと時、ともに過ごしたその時を思い、故人に感謝し手を合わせ供養をする、いのちを送る儀式だと思うのです。
派手がましい葬儀が良いとはいえませんが、人ひとりが生きてきた証し、最後のお別れ、後に悔いを残さないお別れをしたいものです。
私達僧侶は(私は)、遺族の方々の故人に対しての思いや心をお経に載せて故人にお届けすることができるものと信じお葬儀やお供養を勤めています。日頃から菩提寺のお寺さんや、縁あるお寺さんとお話をされることも大切です。


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