住職のブログ

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2015年 9月 21日 (月)

三猿


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左甚五郎作の『三猿』と『眠り猫』で有名な『日光東照宮』をご存知と思います。 
江戸城(江戸の町)をおまもり戴く(何時までも眼を光らせて頂く為)徳川幕府の祖『徳川家康公』をお祀りされたといわれます。
私は、たぶん高校の修学旅行で一度、そして、先ごろ、家内と観光で行きました。このとき、この『三猿』と『眠り猫』を拝見いたしましたが、その時には、気が付かなかったのですが『三猿』が、厩舎の欄間に彫り込まれているその部分だけを見てしまい、その前後に彫られてあるほかの猿の意味に気がつかず。今とても残念で仕方がありません。
何でも、子猿・成長・悩み思春期・旅立ち希望・挫折友情・出会い恋愛・結婚・妊娠と人の一生を表している八枚の彫刻があるそうです。
そして、旅立ち希望の彫り物には、青い雲(青雲の志)、結婚には、荒れ狂う波(波乱万丈)などを彫りこんでいるそうです。有名な三猿は、成長で表され「子どもには、悪いことを見せない・聞かせない・話さない」の『見猿・聞か猿・言わ猿』で表され、更に、三猿は、座った姿のままの姿で、まだ独り立ちができていないことを表すそうです。これは、今日偶然見たテレビで知りました。
「温故知新」と言われますが、私達は色々な教訓、体験、見聞、によって人として成長していくものと思います。心したいものです。


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