春彼岸回向

１８日の彼岸の入りから今日の彼岸の明けまでの一週間、檀家さんを始め有縁者各家に彼岸のお参りをいたしました。今日がその最終日、一週間ほぼ毎日朝より夕方までの御回向、その日の終わり近くにはもう足がパンパンでしびれがひどくなる有様。それほど檀家さんの多い寺ではないのですが、やはり一週間はけっこう厳しいものがあります。
盆や彼岸だけしかお参りしないお宅は、今日この日ばかりはと話しだし、次のお宅のお参りの予定時間にずれ込んで、慌ててしまうこともたびたびです。
この春のお参りが大変である反面、楽しみもあります。昨年１２月のお会式法要で持ち帰られた桜が「お上人さまつぼみが膨らみました」とか「花が咲きました」と「今年もなにかいいことがあります！」と嬉しそうに話してきてくれます。早いお宅はすでに花びらが開きかけ、または３〜５部咲きに成っているお宅さえあります。それぞれのお宅の桜の咲き具合をみるのが楽しみの一つです。
先代上人が始めたこの習慣、いつやめようかと考えているのに、このようなお言葉を頂くとまた今年も何とか頑張って勤めなければと力をいただきます。
今年の当寺年中行事の一つ春の彼岸参りも無事に済み、いよいよ春到来です。