2012年 9月 3日 (月)
赤ガニ
昔はよく目にした赤ガニ(子供の頃からそう云っていました)雨上がりには家の近くの石垣に何匹も目にしたものです。しかし、最近まったくと言っていいほど目にしなくなりました。
それが、ここ何日かの雨のせいでしょうか、庭にまぎれこんだらしく砂利石の上を歩いているのを見つけました。私の気配を感じたらしく、二本の爪を振り上げ威嚇しながら、植え込みの中に逃げ込んでいきました。
この赤ガニには、子供の頃に苦い思い出があります。
それは、雨上がり近くのトンネル横の石垣に無数に現われるこの赤ガニをバケツ一杯火ばさみで捕まえて帰り、父にこっぴどく叱られました。
そして、その晩、寝ている私の布団の上に何処から家の中に入って来たのか少し大き目の赤ガニが歩いているのを母が見つけ(母なこのような生き物が大の苦手)大騒ぎになりました。
そして、父から「お前がカニをたくさん取って帰ったから、親がガニが怒ってお前を懲らしめに来たのだ。二度とこのような事をするな!!」とまた怒られました。子どもながらに「このような事をしてはいけないのだ!」と思い、その後、むやみに生き物を捕まえる事はしなくなりました。(これも殺生の一つかも?)バケツの中のカニはどうしたか覚えていません。
今日見つけた赤ガニを見ながらふと昔を思い出しました。
しかし、何故にカニが布団の上に? 今考えても『不思議』なことです。
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