2012年 2月 17日 (金)
火鉢
先日、湯平温泉に行ってきました。
そこで、見つけた昔懐かしい、今ではほとんど目にしなくなりました「火鉢」を見ました。最近、目にする火鉢は、火鉢本来の役目を終えて植木鉢になっているか、金魚やメダカの観賞用の水鉢になっているか、それこそ観賞用、飾り物の火鉢となっています。
私の子供の頃は火鉢はとても重宝なもので、暖房はもちろんの事、餅を焼いたり、芋を焼いたり、するめを焼いたり、ぜんざいや甘酒を温めたり、さらには、おでんなど、時間をかけてじっくり煮込む料理などには欠かせないものでした。今や石油ストーブ・電気ストーブ・エアコン・床暖房などに取って代わられ、若い世代では火鉢さえ知らないと思います。時の進む中で忘れ去られようとしています。
その火鉢を発見(?)思わず冷えた両手を近づけ暖を取りました。
そうです、現役で炭が赤々と燃え、その横に火箸、そして五徳の上に、やはり懐かしい鉄瓶がシューシューと音を立てて湯を沸かしていました。
ひと昔前に戻った、何とも懐かしいほんのり心温まる時間を過ごしました。
我が家の倉庫に、捨てきれずに眠っている大小2っの火鉢と、畳の部屋での復活を願って(私が)大切にしまいこんでいる「桜の長火鉢」(少し修理が必要)があります。いつの日にかと・・・。
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