2011年 3月 27日 (日)
一人旅
私は、中学1年の時、当時の夜行列車『彗星』で初めて一人で大阪まで行ったことがあります。
初めての一人旅と云っても列車に乗ってあとは寝ているだけ、朝になったら大阪駅の着いている乗り換えの無いとても安心な旅と思っていました。
しかし、列車が駅に止まる度に目を覚ましたことを覚えています。やはり、緊張と不安でゆっくり眠れなかったのだと思います。
一度は、駅の切符の手配ミスで席の二重販売(今みたいにコンピューターでの管理ではなっかた)自分の席が無く小倉まで立ち席で行ったことを思い出します。
また、地震が発生して、岡山駅で2〜3時間止まったことなどもあります。
今思い出すと懐かしい思い出です。
これらの旅をきっかけに列車の時刻表(大判)を見ることが好きになり、一時期全国の列車名や路線名を覚えたこともあります。
実は、今日、娘が英語の勉強のため一週間鹿児島の川内市に行きました。
初めて、一人で列車を乗り継ぎながら知らない土地まで行き、帰ってきます。
私達夫婦は、少し過保護気味に子供たちを育てて来ました。
この春から高校生になる娘、今まで一人で列車にさえ乗ったことがありません。無事に行ってこれるか心配の私達をよそ目に、列車の窓から私たちに軽く手を振り知らん顔で発ちました。その姿に二人で顔を見合わせ笑いました。
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