住職のブログ

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2010年 12月 2日 (木)

師走


今年最後の月、12月「師走」になりました。「師」とは、僧侶や学校の先生など色々な物事を教える人の事「師匠」と云われる方々を指すそうです。昔から普段忙しくない学校の先生までも忙しく走り回るから師走とか、お寺さんがお盆と同じようにこの時期走りまわるところから師走と云われるそうです。
しかし、私の小僧時代から今日までの経験からすると12月に走り回った記憶があまりありません。それよりも、正月の方が走り回っていたように思います。小僧時代は、お年賀としてのお参りとご先祖へのご挨拶、一年の無事を祈願すると云うことでお参りしていたように思います。自坊に帰ってからは「寒行」で1月いっぱい忙しくしています。昔は、12月の方が忙しかったのでしょうか・・・。
師走には、他にもいくつかの由来があるそうです。『語源由来辞典』には、「年が果てる」を意味する「年果つ(としはつ)」、「四季が果てる月」を意味する「四極(しはつ)」、「一年の最後になし終える」の意味の「為果つ(しはつ)」が『師走』となったと云う説があるそうです。
今年最後の月、一年間通して良きに付け悪しきに付け『終わり良ければ全て良し』のことわざの如く、締めくくりを上手く納めて新しい一年を迎える為の一ヶ月にしたいものです。


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