住職のブログ

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2009年 8月 18日 (火)

おぼろ饅頭


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先日の叔父の法事で、おぼろ饅頭を頂いてきました。通夜饅頭や葬式饅頭と同じで、故人〈仏前に)にお供えしたり、参拝者にお持ち帰り頂くものです。
饅頭は、そもそも中国の三国時代に、川の氾濫を鎮めるために「人柱(人を生きたまま、または、その首を斬って)を投げ込む」習慣があり、それを『諸葛亮孔明』が改めさす為に、小麦粉を練ってそれに羊や牛の肉をまぜて蒸し、その上に人の顔を書き川に投げて氾濫を鎮めたと、これが饅頭の始まりと云われます。(他に、諸説あり)これが、南北朝時代、奈良に住む帰化人の『林浄因』によって伝わり、肉の代わりにアズキなどを入れ(当時の僧侶は肉食ができない為)今日ある色々な種類の饅頭となったそうです。
おぼろ饅頭は、小麦粉(薄力粉)を練って、それにこしあんを入れて、蒸して出来上がった饅頭の薄皮を、まだ熱いうちにはがして、焼印を押すそうです。この饅頭は、法事の時に、法要後の「お守りこぼし」として来客にお持ち帰りいただくそうです。


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