2016年 4月 13日 (水)
大黒柱
2月末に地鎮祭をされた『I様宅』先日上棟式をされました。
近年、これらの式典をされない傾向にあるようですが、私は、仰々しく派手がましい儀式をすることはないと思いますが、家族や内輪だけでもされることをお勧めいたします。これらの儀式の一つ一つに、古来より大切にされたそれなりの意味があると思っています。
私達の人生のなかで、厄除けのご祈祷やお祓い、成人式などの祝儀があるように、その家に住み、風水雷震を除け・雨露をしのぎ家族の安泰・家内安全その家に住む家族を守ってくれる、家屋敷の厄払いの意味もふくまれていると思います。
家屋の構造にはそれぞれの場所によって名前があり、棟木、垂木、桁、梁、筋交い、隅柱、通し柱、間柱、根太、大引、土台、束石などなど大切な役目を担っています。そして、その家全体を支えると云われる大黒柱があります。ここから、その家の家族を支える頭首を「大黒柱」と云われるようになったそうです。(多説あり)
近年この大黒柱があるお宅が少なくなっています。新築されている『I様宅』は2階まで続いた大黒柱ありました。お許しをいただき、写真に収めました。
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