2010年 11月 20日 (土)
第22回茶話会
第22回茶話会を開催いたしました。ご法話では、一杯のお茶の事をお話ししました。よく「お茶を出されたらそのお茶をいただいて帰らないと・・・」と云われます。お茶を飲むほんのわずかな時間んで(あの時お茶を飲んでいたら・・・)その人の人生を変えてしまうこともあるそうです。
私の聞いた話で、神戸淡路大震災の時の事で、毎朝早く決まった時間に仕事に出ていくご主人、いつもならそのまま送りだす奥さん、その日に限ってご主人にお茶を出されたそうです。何時もと違う奥さんのその行動に、ご主人は、どうしてかと思いつつ、そのお茶をいただいてトラックで仕事に出たそうです。いつもより少し遅くなったまま阪神高速に入りかけたその時、あの大地震、高速に入った途端にストップしたそうです。その高速が新聞やテレビに映ったあの壊れた高速道路です。もしお茶を飲んでいなかったら、また、奥さんがお茶を出していなっかたら・・・。まさに「お茶」が運命を決めたのかもしれません。このような話は他にもたくさんあります。何が幸いし、何が災いになるか分かりません。常日頃の行い、行動が大きく影響するのかもしれません。と云う話から、熊本銘菓『やま柿』とミニサイズの『陣太鼓』を美味しくいただきながら話が弾み、今回の茶話会となりました。
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