2010年 5月 19日 (水)
第19回 茶話会
第3土曜日の15日に今月の茶話会を開催いたしました。瞑想の後、今回の法話は宗祖日蓮大聖人が御書の中に書かれていることで、「一眼の亀」のお話をいたしました。またこれは、法華経 妙荘厳王本事品(みょうしょうごんのうほんじほん)第二十七に『佛難得値 如優雲波羅華 又如一眼之亀 値浮木孔 而我等宿福深厚生値佛法』とあり、「千年に一度、海の底から海面に出てきた亀が、その身体を休める為に孔の空いた流木出会う事」の意で、正に稀有の事、まずありえない様なことの譬えで、私達は、この世に生まれることさえ難しく、その上、人間として生まれること、まして、この仏法にめぐり合い、その教えを聞くことは本当に稀有なこと、とても有り難く感謝をしなければいけない。そして人と人との出会いも、とても意味深き縁で巡り会っているのですから、その時その時を大切にして欲しい、とお話いたしました。 座談会では、今回のお茶菓子で、私の父の生まれた四国伊予名産の「一六タルト」と、昨年NHKで放送された『坂の上の雲』にちなんだ「坂の上の雲」というお菓子から、父のお坊さんになった因縁めいた話に始まり、苗字・家系図・家紋へと話がはずみました。
|