住職のブログ

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2010年 3月 14日 (日)

田んぼ一反 米一石


先日、土地のお祓いに参りました時、その土地の広さを伺いましたら、8反(たん)位とのことでした。土地の広さは「坪・反・町(ちょう)」か「m2・a(アール)」で言います。(私は年のせいか、m2より坪のほうが判りやすいのですが・・・)この1反の広さは、お米が1石(こく)収穫できる広さだそうです。お米1石とは、大人が1年間に食べるお米の量(今ではかなり少ないです)です。1反は991.74m2で約9.91アール、ほぼ10アールです。現在では、10アール(約300坪)当たりのお米の収穫量を反収と呼んでいるそうです。
ところで、江戸時代の藩で有名な「加賀100万石」は、その土地で収穫できるお米で100万人の方が1年間食べていけるとても裕福な藩だったと言うことです。私の住む佐伯藩は「佐伯の殿様浦でもつ」と云われ、佐伯藩には九十九浦(漁村)あり、豊後水道の豊富な海の幸に恵まれ、特に農業の肥料になる干鰯(ほしか)をはじめ、漁業関係による収益(税金)で藩が潤っていたそうです。近年その海の幸を使った「世界一佐伯寿司」「豊後海鮮丼」など一度食べてみて下さい。ちなみに佐伯藩は、2万石で小さな藩だったようです。


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