2010年 2月 24日 (水)
太平洋セメント佐伯工場
昨日午後、太平洋セメント(旧日本セメント)佐伯工場の生産中止が発表されました。景気の後退とセメント需要の激減によるものらしく、佐伯市の中心的な企業で市の経済を支えてくれていた企業です。工場の正社員を始め、下請け企業が13〜14社、従業員300人余りとその家族、その他、地元の色々な方々にもかなりの影響が出るものでしょう。事実、長男の通う八幡小学校の同級生や他の学年で会社の社宅に住んでいる子供さんが何人かいます。たぶんお父さんの転勤で転校になるのではないかと思います。他にも、仕事の都合でお父さんの単身赴任または、家族での転出など・・・。八幡地域の過疎化に拍車がかかるような気がいたします。私の子供の頃、近くの原石山(げんせきやま)から石灰石をセメント工場まで運んでいた空中トロッコ(ケーブルカーみたいなもので、石を運ぶ)を思い出しました。今では、それも船や大型トラックなどで運んでいます。煙突から出る煙なども見ることが出来なくなります。昔は小・中学校のスケッチ大会では必ずと云って良いぐらいセメント工場を描いていましたが、それがなくなると思うとなんとも寂しい気持ちがします。
|