2013年 8月 8日 (木)
お盆の準備
先日7日は俗に七日盆と云われ、お盆の準備を始める時と古くから云われています。この日には、お墓掃除や仏壇の掃除をして、ご先祖様や亡き故人の霊をお迎えする準備をする、初盆の方は、何時でもどなたが初盆のお参りに来られてもいいように準備をしておくと云われています。また、お寺にお参りして、お盆供養用の卒塔婆・経木塔婆をいただき自宅にてお祀りするとも云われています。
私のお寺でも、本堂に提灯などを飾り檀信徒・有縁者の方々の塔婆を用意して(七月終わり頃より塔婆書きをいたします)お盆の準備をいたします。
7日の朝、卒塔婆にお迎えの法味を上げ(世間で云う迎え火みたいなもの)夕方まで(今年は夜7時でした)にお盆の期間中、各家にてお供養していただくお塔婆をとりにきていただきます。
お盆の棚経(各家にお参りすること)で、これらの塔婆に水向け供養をいたします。盆の15日の夜、再度この塔婆をお寺に持参していただき、本堂でお施餓鬼供養をした後、境内で送り火としてお焚き上げいたします。
今ある自分、家族の幸せがあるのは、先祖の方々、故人の方がおられたからこそです。その方々に感謝するとても大切な日本人の素晴らしい慣習です。子供さんやお孫さんと共に、お盆のお供養を、お墓やお寺参りをしてください。
(7日から12日頃までがお迎えと云われています。)
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