永代納骨式

当山永代納骨供養塔にＧ様の永代納骨式をいたしました。
昨年、九州信徒大会前に亡くなられ、先日までご自宅でご供養をされていましたが、春の彼岸に併せて納骨されることになりました。亡くなられたご主人は、お元気な内に奥様と息子さんと共にお寺においでになり『夫婦永代生前予約』されていました。Ｇ様は当寺の永代供養塔建立の話が持ちあがった時、完成したら即夫婦で加入をしたいと云っておられました。まさかこんなに早く亡くなられ納骨されるとは思っていませんでした。
ご主人を亡くされ、奥様もやっと気持ちを整理することが出来たようで、今回の納骨式となりました。長年連れ添ったご夫婦、いずれは別れる時が来て一人になる事が理屈の上では解っていても、それがいざ現実となるとそう簡単なものではないと思います。
私は、連れ合いを亡くされた方に、「故人の為に供養することがとても大切です。特に法華経による供養ほど素晴らしいものはありません。しかし、残された家族が特に連れ合いが、いつまでも悲しみに暮れていては、供養になりません。あなたが、この悲しみから、わずかでも、半歩でも、一歩でも前に進む姿を見せる事も大切な供養のひとつです。」と、お話しします。