2010年 11月 2日 (火)
お葬式
先の『お葬式を考える会』を開催するきっかけになりましたG様のお葬儀をお勤めいたしました。
G様は「ご自分の死期を悟られたのか」私に、亡くなられる一ヶ月前に、葬儀の依頼とたってのお願いをされました。それは「是非お上人さんと奥様、そしてご子息様の3人で私のお葬式をしていただきたい」との事でした。G様のお願いに、私は「分かりました。喜んで3人でお勤めさせていただきます。」と即答いたしました。その時、同席された奥様と長男さんは、この件について何も知らなかったようで、とても驚かれていましたが、息子さんが「父の願い、是非お願いいたします。」と奥様も「お願いします。」と私に共に手を合わされました。
家内はすでに出家得度し僧籍のある身、息子も出家得度(平成20年7月3人の子供が得度式)して、お寺の法要、お盆の棚経の手伝いをしています。子供の一生懸命なその姿に、そして将来自分の供養をしてくれる息子に思いをはせるたのでしょうか。
家内と長男は、本当に精神誠意真心を込めて一生懸命お葬儀をお勤めさせていただきました。奥様とご長男さんはもちろんの事、家族・親族・式の参列者のみなさんもとても感動して下さり、一様に「とてもいいお葬式でした。」と言っていただきました。G様も喜んでいただいた事と思います。(お葬儀の終わりにG様との最後の約束の事を、お話ししました)
|