2010年 10月 14日 (木)
英霊納骨
今日、戦争で亡くなられた尊霊(英霊)の納骨式をいたしました。英霊は、20歳余りの若さで中国で亡くなられたそうです。納骨にあたり当初は遺骨は無く、遺品か何かが納められていると思っていましたが、骨壺には、火葬された遺骨が納まっていて親族の方も驚きと悲しさの中にも故人に逢えた喜びのような何とも言えない感動に声も出ない状態でした。姪にあたる施主様にお話を聞くと、中国より故郷に帰られた遺骨を前に八幡村の村民が小学校に集まり、追悼の式典をされたことを幼心に覚えているそうです。すでに70年余りの年月がたち、お墓の建て替えも考えなければならなくなった事(昨日、閉眼供養をいたしました)、施主の方も高齢でお墓参りも年々難しくなってきた事などから、当寺の永代供養塔に納骨されることとなり、今日の納骨式となりました。施主の方は「これで長年の肩の荷がおり、安心できます。また、お寺で日々お経をいただけ、英霊に最後の供養が出来ることに感謝いたします。」と、そして「いずれは私も、この供養塔でお世話になります。」と生前予約をされ、私に「よろしくお願いします。」と云われました。
私たちの今日があるのは、多くの英霊の方の命の上に成り立っているのです。英霊をはじめ、ご先祖の方々に感謝の気持ちを忘れてはいけません。
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