2010年 9月 26日 (日)
水子供養
私が大阪での小僧生活(修行)を終えて、当寺に帰って来た頃より毎年ほぼ欠かさずに『水子の供養』にお参りされるご家族がおいでになります。檀家さんの紹介で、当寺より車で30〜40分ほどの野津町から今日は、可愛い女の子(初孫)を連れて来られました。お参り当初は、娘さんと息子さんを連れて家族4人で、子供さんが大きくなるにつれ、ご夫婦でのお参りでした。、色々なお供え物を持参され、懇ろにお経を上げて、供養塔婆の前でのお焼香、そして、何時も少し長く手を合わせておられる姿に感動します。私は『水子供養』はとても大切な供養で「もし、この子が生まれていたら、今、生きているほかの子供たちは生まれていなかったかもしれません。今の自分たちの生活もどう変わっているかわかりません。この世に生まれようとしている命が、色々な事情で生まれることができなくなってしまった訳です。せめて年に1度、又は、色々な節目(生きている子供の誕生日・入学・結婚などに併せて)には是非供養をされるようにとお勧めし、そして、それは必ず自分たち家族にとって善根功徳となります。」とお話しします。
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