2010年 5月 20日 (木)
永代合祀納骨
今日、雨の中、当寺の永代供養塔に「M様家」の合祀納骨供養をいたしました。M様は現在、東京都に住まわれ、高齢となって今後佐伯の地に帰ることが難しくなってきた事と、すでに東京に墓所地を設けている為、子供さんも佐伯に帰ることがほとんど無いと思われ、市内某墓所地にあるお墓を整理して(改葬・閉眼)先祖の遺骨を東京へ移すこととなりました。しかし遺骨を全部持っていくことができず(東京のお墓所の都合)私のお寺に相談され、今回の納骨となりました。「この地で生活されていた御先祖の遺骨を、まったく知らない土地に持っていくのは・・。」と前々から思っておられたそうで「御先祖の遺骨の一部を自分の身近で、そして、故郷佐伯の地でも供養ができ、とても安心して東京に帰れます。」と、心から喜んでおられました。当寺の供養塔の建立の趣旨の1つに「墓参りに帰るには遠くて儘ならない、しかしご先祖を知らない地に移すには・・。」と悩まれる方の意に少しでも添う事ができるよう、そして我が家のご先祖は故郷の『妙法寺の永代供養塔』で日々のご供養を戴いていると安心していただければとの思いからの建立で、今回それに添う事ができ私も喜んでいます。
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