2010年 3月 30日 (火)
先代超光上人11回忌祥月命日
今日は、先代・父 超光上人11年目の祥月命日でした。檀信徒の皆さんとは、先日の彼岸のお中日に共にお供養させて頂きました。また有縁の方が28日にもお参り頂きありがたく思っています。今日、家族皆で父の好きでした甘いものや、煮豆・特に好んで飲まれたお茶など色々お供えして法味を上げました。
父は、昭和8年2月16日に『神通院日鑑上人』の元、出家得度し「超光」と僧名を戴いたそうです。父の出家に当り「山内基信・春代」実姉夫妻が得度親(後継人)となったそうで、生活の一切・学資(お坊さんに成る為の学校での費用)袈裟衣・荒行堂の費用など、すべてに渡りご寄進されたそうです。一人前の僧侶となった暁には、四国讃岐の自宅にお寺を建立して山内家の先祖供養をお願いする予定だったそうです。しかし太平洋戦争の終戦と共に時代が変わり、当時『金子屋』という屋号を持つほどの大地主でしたが「農地改革」で土地一切・財産等を失ったそうです。もしその地にお寺を建てて住職となっていたら今の私はこの世に存在していなっかた事でしょう。父は、常に私に「山内家の大恩」を忘れないようにと話していました。(写真は父の当時の姿)
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