2017年 8月 23日 (水)
施餓鬼幡
お盆・彼岸法要に御宝前に下げて飾る「施餓鬼幡」。
やっと私の思いが、願いが叶い、今年のお盆に、修復された『施餓鬼幡』を飾ることができました。
先に新調した『和幡(わばん)』と合わせて一段と御宝前の荘厳さが増したようで、自然と手を合わせたくなるような感じです。
この施餓鬼幡は、物資のない昭和20年代、佐伯市西部地区の和紙作りの職人さんの漉いた和紙を、先代の父がやっとの思いで手に入れ、開基 日生上人の直筆で、先代超光上人手作りの「施餓鬼幡」、70年近く多くの方々のお経を戴いた尊さ、私の幡に対する思い等々、近年傷みがはげしくなり、飾ることもできない状態になり、どうしようかと考えていましたところ、家内が「そんなに思いがあるのなら修復してもらったら!」の一言で決断がつきました。新たに買い求めたら、安く手に入るのですが、修復となるとそこそこの金額となります。そこを押して修復でき大満足しています。
修復して下さったのは、佐伯市内にある首藤内装様。私の思いを汲み、更に、「幡」から何かを感じ執って頂いたようで、それを含め事細かに修復をして頂き、有り難い限りです。大切に次の代、そのまた次の代へと引き継いで行きたいと思っています。
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