2015年 6月 9日 (火)
工事現場でのお供養
人家の裏山の法面工事(防災工事)の現場から、五輪さんが出てきてそれの供養法味をあげてきました。
五輪さんとは、県南の当地区の野山に点在してある墓石のことで、古いものでは、平家の落ち武者のお墓とも言われるものもあります。また、行き倒れしてなくなられた方を、地元の方々が哀れに思ってその場所にその人を埋め(土葬)その上にこの五輪塔を建てて供養したものといわれてもいます。それ以外にも、地元の人のお墓として建てられたものもあります。
形は、お墓所などにある5段の供養塔(2段の台座その上に丸石と屋根石と義宝珠が載ったものです)でお庭のあるお宅でその庭に置かれている石灯篭に似たものです。(当ホームページトップにある永代供養塔の写真の左右の石塔が五輪塔です)
今回は、それらのパーツのなかの一番上の義宝珠(神社やお寺にある橋の欄干に飾り物として乗せられているもの)の石と石がはずれ落ちないように中心の部分に作られる凹凸のはめ込む部分に凹の部分が出てきたそうで
雨の中でしたが、丁寧に法味を上げ供養とお払いをいたしました。
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