塔婆書き

迎え盆に間に合うように、塔婆の準備をはじめました。檀信徒全部の先祖代々並びに先祖の戒名を書きます。この塔婆は経木（きょうぎ）塔婆といって、普通の塔婆（年忌供養等に使う塔婆）よりも小さく薄い塔婆です。「迎え盆」にお寺にこの塔婆を取りに来ていただき、お盆の期間中、各家にて供養していただきます。お盆の１５日にお寺に持ってきていただき、施餓鬼法要の後、本堂前の庭にて「送り火」として、お炊き上げします。以前は精霊舟を作り海に流していましたが、近年、海を綺麗にしましょうと各方面から『海の美化運動』がはじまり、当寺もそれに賛同して精霊舟（２メーター近くの船）を造るのをやめました。しかし、お盆のよき風習は残したく、塔婆供養をかねて、『送り火』としてはじめました。しばらくは、その塔婆書きです。