住職のブログ

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2012年 12月 1日 (土)

聞くは一時の恥・・・ その2


さて北さん、しばらく風呂場を見回し弥次さんの隠した下駄を見つけて「これだ!」とその下駄を履きさっそくお風呂へ。いい湯についつい長湯をしました。そうこうしていると風呂の底から熱いあぶくが次から次と湧いて出てくる・・・、それがお尻に当たり熱くて熱くて我慢ができなく、すぐに出ればいいのにお風呂の中で下駄を履いたまま足踏みをしてしまいついには風呂釜の底をこわしてしまい大騒動になってしましました。その騒ぎに宿の主人が「お客様お怪我はありませんか?」と、そこで北さん「かくかくしかじか」とその話を聞いたご主人「なぜ最初にお風呂の入り方が分からないのなら聞かなかったのか!!」と立腹、ついに二人はお風呂の修理代を払う事で話がついたそうです。
私たちは、世の中に知らないものがたくさんあります。子供の時でしたら笑って済まされることも、大人になるとそうもいきません。つい見栄を張ってみたり、知ったかぶりをして大恥をかく事もあります。弥次さん北さんのこの件も最初に聞いてさえいれば大恥をかかずに、ましてお風呂の修理代は払わずに済んだはずです。
皆さんも大なり小なり経験があると思います。かく云う私も恥ずかしながらあります。『聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥』そうならないように心掛けたいものです。


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