2012年 6月 29日 (金)
悲観的に・・・
娘の高校の学級通信『夢の途中』に 「悲観的に準備せよ、その上で勝負や本番には楽観的に臨め」と、期末試験・進研模試を前に生徒たちへの発奮・心構えを書いてありました。
そして、「ここは出ないだろう」「このくらいでいいだろう」と楽観的に準備するのではなく「このくらいで本当に大丈夫!?」「ここもやっておかないと!!」と悲観的に最上の準備をしてほしいと、更に、やっていなそうに見える友人も実は頑張っているかもしれない。と、そのくらい悲観的で充分かもしれない。と結んでいました。
私は大阪での小僧時代、人一倍ののろま、人と同じことをしていても同じレベルにたっしない、人の2倍も3倍も時間をかけてやっと半人前、ここまでは今日中にやっておかなければ、済ませておかなければと常に緊張の毎日だったように覚えています。そんなこんなで毎日のように夜中の1時2時まで、朝は4時過ぎには起きてお寺の仕事をしたものです。そして、いつの頃からかお寺の事は恵光に聞けと云われるぐらいになりました。
その時の苦労・頑張りがあればこその今の私があります。もしあの時、途中で投げ出していたら、今の私はなかったかと思います。
今回の学校通信の「悲観的に」がその時の私だったのだと思います。
一生の中で何度かこのような気持ちで邁進しなければならない時が必ずあると思います。それは必ず大きな力となり、人生を左右する大事と成ると思います。人生は頭から楽観的は禁物かもしれません。
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