住職のブログ

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2012年 4月 6日 (金)

六万九千三百八十四


お釈迦様がお説きになられた法華経は、今日まで、多くの方に読まれ、書写され、心のよりどころにされて来ました。
聖徳太子が仏教の精神を基にされて『十七条の憲法』の第二に『篤く三宝を敬え、三宝とは佛法僧なり…』と、法華経をもって制定されたされたそうです。又、奈良の正倉院に納められている仏教美術では法華経を写経されたものもたくさんあるそうです。
今日、私たちが拝読している法華経、正式には『妙法蓮華経』は鳩摩羅什(くまらじゅう)の訳した『妙法蓮華経』で、意味がとりやすく読誦しやすいなどの理由で一番読まれているようです。他に、竺法護(じくほうご)の訳した『正法華経』と闍那崛多(じゃなくった)・達磨笈多(だつまぎゅうた)の訳した『添品法華経』があります。
日蓮聖人はこの法華経を『一部八巻二十八品 六万九千三百八十四文字』と云われ、法華経は、八巻で二十八章からなって総文字数が69384文字あると云われています。ただし、近年はこの文字数が少し多いようです。
この数字を「ろくまんくせんさんぱっし」と覚えさせられた記憶があります。


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