住職のブログ

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2011年 12月 30日 (金)

卯より辰へ引き継ぎ式


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今年3月、日本中、いや世界中を震撼させた東日本大震災、そして原発事故と、とても悲しい事が起きました。命の大切さ、人と人との和と絆の大切さ、また日本人の素晴らしさを感じた一年でした。それぞれの思いの中、今年も暮れようとしています。この一年を振り返り、新たな一年への希望を胸に天に昇る龍(辰)にあやかり大きな一歩を歩み出したいものです。
妙法寺恒例の干支の『卯のうさ子ちゃん』から来年の干支『辰の辰祐・辰輔 兄弟』への引き継ぎ式が無事おこなわれました。
来年は辰年です。『辰祐・辰輔兄弟』に今年の災いをすべて取り除き幸福を運んで来ていただきたいものです。
『辰』の『厂(がんだれ)』の部分は『崖また崖ぷっち』を表すそうで、その崖の下は、崖に穴が空き住める状態を表すそうです。そして「がんたれ」の中の横の『ニ』の文字は『天と神仏』を表すそうです。
私なりにこの『辰』の字から、平穏な生活(人生)の中で大きな壁や崖(試練)に直面した時、天や神仏に手を合わせ祈り(最上の教え・法華経で)お導きを戴く(ご守護・ご加護)その使いの一つに『辰(龍)』がいて、世間で云う『昇り龍(願いを届け)と下り龍(願いを叶える)』となるのではないでしょうか。来年は、努力した人、苦労した人、頑張った多くの人たちの願いが成就する吉祥の年になるのではないでしょうか。
『辰祐・辰輔兄弟』よろしくお願いします。


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